「人間の脳には代償機能がある。」
娘の主治医や、リハビリ担当の理学療法士さんなどから、何度か聞いた言葉です。
この言葉の意味は、ネットで調べればすぐに出てきますが、もう一度、自分なりにまとめておこうと思います。
脳の代償機能とは?
脳の代償機能とは、
「脳のある部位が損傷を受けた場合に、損傷のない他の領域がその機能を引き継ぐこと。」
ということだと思います。
ちなみに、うちの娘には「脳室周囲白質軟化症(PVL)」という脳の障がい(脳性まひ)があります。
これは、脳の脳室という場所の周囲にある「白質」という領域が損傷してしまい、その結果、運動障害が引き起こされるというものです。
なので、娘の場合は、この白質で失った機能を他の部分で補う働き(代償機能)がある。ということになるのかなと思います。
実際の例(私の娘の場合)
うちの娘は、まだ1歳くらいの時は、今よりも麻痺が強くて、その影響でいつも足首がツンツンに伸びて固くなっていました。
(本当にバレリーナのような足でした・・・)
足首は本当に固くて、大人でも簡単には動かせないほどでしたので、とてもじゃないですが、自力で立てるような状態ではありませんでした。
でも、5歳を過ぎた最近では、不思議と足首がやわらかくなってきていて、自力で踏ん張って、つかまり立ちまでは出来るようになりました。
これも、娘の脳の代償機能によるものなのかなと思っています。
おそらく、他にも目に見えないところで、こういった脳の代償は起きているのではないでしょうか。
(ことちゃんは、どこまで動けるようになるんだろう・・・それにしても不思議・・・)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。